水面の特徴(淡水・海水・汽水)がレースに与える影響
競艇場の水は場によって淡水・汽水・海水と異なり、浮力も硬さも違います。約2年・全24場のレースを水質グループに分けて、堅さ・荒れやすさへの実際の影響を数字で検証しました。
結論(先に)
1コース1着率は淡水54.1%/汽水54.0%/海水56.5%、万舟率の最高は淡水(17.0%)。イン率は海水が最も高く汽水が最も低い(差2.5pt)。水質はレースの堅さに測定可能な影響を与えています。
そもそも水質で何が変わるのか
海水は塩分で浮力が大きく、体重差の影響が小さくなり、水面はやわらかめ。淡水は浮力が小さく水が硬いため、モーターの機力差や体重の軽さが効きやすい——というのが定説です。汽水(海水と淡水の混合)はその中間で、潮の干満の影響も受けます。では、結果の数字にはどれだけ出るのか。
水質グループ別の1コース1着率
約2年・全24場の実測。分類は当サイト水面ガイドと同一。
| 水質 | 場 | 1コース1着率 | 万舟率 | 3連単の中央値配当 | 対象レース |
|---|---|---|---|---|---|
| 淡水 | 桐生・戸田・多摩川・三国・びわこ・住之江・尼崎・芦屋・唐津 | 54.1% | 17.0% | 2,580円 | 49,176 |
| 汽水 | 江戸川・浜名湖・蒲郡・福岡 | 54.0% | 16.1% | 2,540円 | 21,998 |
| 海水 | 平和島・常滑・津・鳴門・丸亀・児島・宮島・徳山・下関・若松・大村 | 56.5% | 16.7% | 2,510円 | 59,804 |
万舟=3連単払戻1万円以上。
イン率は海水が最も高く汽水が最も低い(差2.5pt)。水質はレースの堅さに測定可能な影響を与えています。
「水質」より「場」で見る
さらに重要なのは、同じ水質の中でのばらつきの方が大きいこと。海水グループ内でもイン率は平和島の45.1%から徳山の62.8%まで17.7pt開きます。水質は「場の個性」を構成する一要素であって、決定打ではありません。
実際、うねりの入りやすさ(潮・地形)、水面の広さ、番組構成(1号艇に有利な組み合わせを置くか)の方が、イン率への影響ははるかに大きい要素です。
初心者向け解説
水質は「体重の軽い選手が淡水で有利」「海水はうねりに注意」といった個別要素の読みに使う知識で、場全体の堅さは実測データで見るのが正確です。各場の実測イン率・決まり手は当サイトの場別ページにまとまっています。
実践:どう買いに活かすか
水質は単独の買い材料ではなく「場の個性の背景知識」として使うのが実測に沿った姿勢。買う場を決めたら、その場の実測イン率・決まり手分布(場別ページ)を確認する——この順番が正解です。
注意点
- 水質グループの差には、番組構成・水面の広さ・地形など場ごとの他要因が混ざります(水質単独の因果ではありません)。
- 水質分類は当サイト水面ガイドと同一の一般的な分類です。
- 「コース」は進入後の実コース(枠=艇番とは区別)。
関連ページ
本コラムは公式公開データを当サイトで集計・分析したもので、将来の的中や利益を保証するものではありません。舟券の購入は20歳以上・自己責任で、無理のない範囲でお楽しみください。
データ出典: BOAT RACE オフィシャルの公開データを当サイトで集計(集計期間 2024-03-01〜2026-07-14 / 水質3グループ・計130,978レースの実測)。「コース」は進入後の実コース(枠=艇番とは区別)。
← 前のコラム: 尼崎競艇 徹底攻略|コース・決まり手・レース番号で狙う実 | 次のコラム: 鳴門競艇 徹底攻略|コース・決まり手・レース番号で狙う実 →