連続出走日数と成績の関係——疲労は数字に出るのか

節の終盤、「そろそろ疲れが出る頃」という解説をよく聞きます。本当に連戦の疲労は数字に出るのか? 節の日目別に平均ST・F率・イン1着率・万舟率を実測して、確かめました。

結論(先に)

平均STは初日の0.169から最終盤の0.161へ0.008秒締まります。最速は5日目(0.159)、最も遅いのは1日目(0.169)でした。スタートに関する限り「疲労で鈍る」は確認できず、むしろ慣れと整備で節後半ほど仕上がる側でした。一方でイン1着率は日目で8.0pt動き、最終盤は準優・優勝戦の番組効果も混ざります。「何日目のレースか」は疲労よりも、機力の仕上がりと番組を読むための軸です。

実測データ:節の日目別に見る

「節」(連続開催)の日目をレースごとに割り出し、135,665レースを日目別に集計しました——

節の日目別・平均ST(小さいほど速い)

1日目0.1692日目0.1653日目0.1614日目0.165日目0.1596日目以降0.161

慣れの効果でSTは節の後半ほど締まる傾向が出るか?の実測。

節の日目平均STF率イン1着率万舟率レース数
1日目0.1690.33%53.0%18.0%24,567R
2日目0.1650.34%51.9%16.6%24,497R
3日目0.1610.45%51.7%16.4%24,483R
4日目0.1600.42%54.9%15.9%24,387R
5日目0.1590.43%61.0%16.4%20,210R
6日目以降0.1610.39%61.0%16.9%17,521R

節の日目=その場の連続開催の何日目か。STは本番スタートタイミングの平均(F・出遅れを除く)。

平均STは初日の0.169から最終盤の0.161へ0.008秒締まります。最速は5日目(0.159)、最も遅いのは1日目(0.169)でした。

「疲労で崩れる」は数字に出たのか

疲労仮説が正しければ、節の後半にSTが緩み・Fが増えるはずです。実測では平均STは初日比-0.008秒と逆にむしろ締まり、「連戦の疲れでスタートが鈍る」という形は確認できませんでした。モーターへの慣れ・整備の進行・水面への慣れが、疲労を上回っている——という解釈が実測に合います。F率は初日0.33%に対し最終盤0.39%(丸め後+0.06pt)と、わずかに増えますが、攻めのSTが締まった副作用と見る方が自然な水準です。

イン信頼度と荒れ具合は日目でどう動くか

イン1着率は初日53.0% → 最終盤61.0%(+8.0pt)。万舟率は15.9〜18.0%の帯で動き、最も高いのは1日目でした。ただし5日目はレースの21.0%が準優・優勝戦です。勝ち上がった強い選手×枠番有利のレースが混ざるため、「日目そのものの効果」と「番組の効果」は分けて考える必要があります(詳しくは No.39)。

初心者向け解説:「節」とは

ボートレースの開催は「節」と呼ばれる数日間の連続開催で行われ、選手は節の間、同じ場で同じモーターを使い続けます。初日は「モーターの力がまだ見えない日」、中盤は「整備と慣れで機力が仕上がる日」、最終盤は「勝ち上がりの番組で実力者が集まる日」——日目は単なる日付ではなく、レースの前提条件そのものが変わるカレンダーです。

実践:どう買いに活かすか

①初日はモーター実力が見えず、前検・展示の情報価値が相対的に高い日。展示タイム(No.13)や直前情報を普段より重視する。②中盤はデータが素直に効く日。出走表のモーター2連率・当節成績が信頼できるようになる。③最終盤は準優・優勝戦の番組効果(強い選手×有利な枠)を織り込む。日目を見るだけで、同じ出走表の読み方が変わります。

注意点

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本コラムは公式公開データを当サイトで集計・分析したもので、将来の的中や利益を保証するものではありません。舟券の購入は20歳以上・自己責任で、無理のない範囲でお楽しみください。

データ出典: BOAT RACE オフィシャルの公開データを当サイトで集計(集計期間 2024-03-01〜2026-08-13 / 135,665レース(日目セル6区分)の実測)。「コース」は進入後の実コース(枠=艇番とは区別)。


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